前職でお世話になった秋山咲恵さんが著書を出されたので購入。
(ある機会に、サインもいただきました!感謝!)
秋山 咲恵
サンマーク (2007/09/11)
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この本のすべて

読みやすく実践しやすい
創業社長として成長企業を引っ張ってきた苦労が感じられる。
今の自分に響いた部分をメモとして。
P48 「人のために」と視点を変えて、もうひとふんばり
次から次へと未完成や未達成の部分が現れて、もっとできる、やれるはずだと思い立てられる。自分の努力が永久に認められないようで、いったいどの高さまでクリアすればOKが出るのか。
(中略)
人のために、社会のためにという考え方をすることが、自分自身に妥協せず走る原動力ともなる。がんばれるもとになるのです。そして、その努力はけっして裏切ることなく自分を幸せにすることにも通じると信じています。
P92 「こころざし」は違和感の出どころで見つかる「そもそも自分たちは何のためにこの会社をつくったのか」「これから自分たちは何をしたいのか」という、そもそもの原点に立ち返るべきだと考えたのです。
(中略)
こころざしというものは、地図のない道を進むときのたったひとつの羅針盤なのかもしれません。このように、原点を確かめながら仕事をすることが大切なのは、もちろん経営者だけではありません。「自分は仕事の上で何をしてお客さまを喜ばせているのか」。これを基軸にして考えているでしょうか。
どんな分野であれ、一人ひとりのふだんの仕事は、すべてお客さまに直結し、社会へつながっています。おにぎりをつくる人なら、自分の手のひらや指先の体温が買って食べる人の唇や舌に触れることをいつも意識していなくてはなりません。その感覚が希薄になったときに、偽装や粉飾事件のようなことが起きるのではないでしょうか。
また、P124〜133では、経営者と従業員の大きな壁についてのご経験を書かれおり、今の自分の組織でも将来的に起こりえることで、読み入ってしまいました。
身近な仲間内から始まった成長企業、あるいは小さい故に家族的関係を築けている成長企業は多いと思いますが、これには大きな危険性がはらまれていると思います。
というのも次のような事態が宿命として起こりえると考えられるからです。
身近な仲間と仕事をしていて上手くいっている。
↓
充実した日々が続く。
↓
上手くいっていると、経営者・従業員それぞれの一人あたりの仕事量はどんどん膨らみ、内容は多岐にわたっていく。
↓
その間にそれぞれが違った経験をし、考えていることはどんどんずれていくのだが、忙しく、
もとが身近な仲間だっただけに、「同じようなことを考えている」気がしたまま時が過ぎていく・・・
↓
自分だけが必死だったり、忙しい気がして、なんとなくイライラしだしたりする。
事業が軌道に乗っているとき、仕事にやりがいがあり、楽しく、報酬もあがり、さらに忙しいため、そのズレに気づきにくい。
永遠にこれが続けば、一番幸せなケースなのかもしれない。
ただし、突然、踊り場にきたときには、双方に疑心暗鬼が渦巻く悲惨な事態になる。
ということで、日々油断せずに考え・イメージのズレに気づけるか、がこの事態を回避する方法に思われる。
が、本当の問題は双方に本音が言える余地が存在するかどうかである。
例えば、ある日、経営者が何かの例に倣ったかのように合宿に行こうと言う(従業員側からすれば「言い出す」と言った方が適当か)。
その時にイヤな顔をする人間がいなければそれは末期状態だと思った方がいいかもしれない。その合宿では溝は埋まらず、広がるばかりであろう。
それは他にも、朝礼での一人ひとことや懇親会(という名の強制参加飲み会)等々、全ての経営者発の企画に当てはまるだろう。
イヤな顔をする人間・意見する人間がいたら、まだまだ大丈夫だと思う。大地震が起こる前に、エネルギーを発散させられる状態だから。
従業員がまず嫌がるであろう企画に誰も反対しない状態は、多分エネルギーが充填されている状態だろうから気をつけた方が良いと思う。双方ともに。
・・・って、要するにイエスマンばかりの組織は脆い、という当たり前のことなんですけどね。
なーんて、ことを考えてるとつくづく年5倍成長なんて言う組織はスゴイ!というより不思議でしょうがない。
今の未熟な僕に想像できる成長の理由としては、
・踊り場を経験していないか
・そもそも楽しい仕事をしているか
・実入りが良いか
くらいである。
個人的にはこれからも、いろんな事態が経験できれば良いと思う。